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第53話 竣工編-4

こんにちは。

竣工編、今回はLDKまわりです。

LDK

まず見ていただきたいものがあります。

アアルト1

↑これは当初にも載せたアルヴァアアルト自邸の写真。

吹き抜け樹木

↑そしてこれは今回建築のイメージパース。

そうです、『リビング窓から北側お寺の樹木を望む』計画です!

自分でも忘れそうになっていましたが、憧れの建造物のように自然と一体化したい、何でもいいから自然の一部を室内に切り取って取り込みたい。そんな願望から始まったこの計画、はたして上手くいったのでしょうか!?

ジャン!!

リビング1

どうですかこのモッサリとした樹木の繁り具合!和テイストあふれる景観ではありますがバッチリ見えます!表に出ればいやでも目に飛び込んでくる大木ですが、家の中で見るとまた違うのです。まさに一体化している感じで、自然とさらに歴史をも感じることができ感無量であります。まぁこれだけの巨木ですのでどこをどう切り取っても目に入ってくる訳なんですが、一応更地の時にひとりで脚立に登ったりして検討した甲斐はありました。

その分 落ち葉がすごいですけどね…(笑)。ウチはまだ全然マシなんですけど、もっと接近しておられるお宅は毎日袋いっぱい掃除しておられてけっこう悲惨です。でもこれは当然のリスクですよね。

ではではLDKのほうですが、

リビング2

↑リビングです。ブルーグレーに塗装してある壁面は、色目だけでいえばこの家で一番思い通りになった部分です。ペンキ屋さんに感謝!

そこに造り付けてある収納棚は、透明と半透明の両方のガラスをスライドできるようにしてあり、中のものが見えたり見えなかったりできるようになっています。

地窓は道路側なので外からの目線を外した位置で、植栽が見えるようになっているのですが、現在は子供のおもちゃ置き場になっており何も見えません(笑)。その地窓の左手にも小さな収納を設けています。

リビング3

↑ウッドデッキへはリビングとホールから出れるようになっていますが、道路側なので用途は少なめ。こいのぼりを飾ったり、行水プールをしたり…くらいですかね。ただ道路との緩衝帯になるので、ある事によって気持ち的に落ち着くというのはあります。

リビング4

↑吹き抜けを見上げたところ。外部の木製格子の内側ベランダに、植栽を置いてある様子が見えます。格子は西日を和らげたいという狙いもありますが、そういう時はロールスクリーンを降ろします(笑)。(写真はまだ付いてないですが後から高所の窓も全部つけました)

キッチン2

↑キッチンからリビング側を見たところ。

ダイニング1

↑リビングからDK側を見たところ。キッチン横に洗面室の入口、その奥がパントリーの入口です。PCなどを置く造作カウンターの下を一部収納にしており、書類や文房具を入れています。

ダイニング2

↑システムキッチンはオープンのペニンシュラ型で、食卓側にも収納が付いているタイプです。奥さんセレクトです。

キッチン1

↑キッチン奥の扉を出ればすぐトイレで、ホールへ迂回できるのでこれはホントに便利でした。狭い家ですが、目的の所までのショートカットができるとやはり全然違います。この家の間取りで一番良かったポイントは、多分この動線の回遊性を作れた事ではないでしょうか。

あと階段が見える室内窓がありますが、キッチン側は窓が少ししか取れずどうしても暗くなってしまう事が想定されていたので、この窓から階段吹き抜け側からの自然光が少しでも入ればマシかなぁと思い計画したものでもあります。結果は、まぁ「マシかなぁ…」くらいですかね(笑)。

以上、次回は別の箇所をご紹介できればと思います。

ありがとうございました!