こんにちは。
今回は仕上げ編最後、建具工事についてです。
ずいぶん前にお話したのですが、我が家の建具工事はちょっと特殊でした。我が家の2大特殊工事は「防音室工事」と「建具工事」です。なぜ建具工事が特殊だったかというと、妻の実家が佐賀で建具店を経営されており、我が家の新築のためにわざわざ建具を作ってくれることになったからです。
もともといくつかの建具はオーダー系のものとする計画でしたが、話の流れとご実家のご好意でほぼすべて(クロゼットの折戸以外)の建具をオーダーで作っていただく事となったのです。
打合せと経過
ご実家建具店は、妻のお兄さんが継がれて主にお仕事されていたので、お兄さんと電話や資料で打ち合わせしていくこととなりました。現場には採寸と建付けの2回、わざわざ九州から大阪まで来ていただきました。本当にありがとうございました!
我が家の建具関係は、見た目こそシンプルなものの、納まり的にこだわっていた部分が多く、ぼくが普段あまり使わない建具金物などを積極的に使っていく計画があったので、そのあたりの詳細が間違いなく伝わるように、また迷惑を掛けない様に苦労した記憶があります。
これらは簡単な姿図ですが、建築と関係する納まり部分や金物との兼ね合いなどを、別途詳細図で確認いていただいた形です。
使用する金物が煩雑だったので、それはこちらで手配・郵送したりしながら製作していただきました。
建付け施工
そして現場がほぼ竣工し、いよいよ完成建具の搬入と建付けの日が来ました。
わざわざチャーターしていただいたトラックに乗って建具達が到着。かなり大きな建具もあるので、身内にも手伝ってもらいながら現場搬入し、取付けが始まりました。ぼくも非力ながらお手伝いさせていただきました。
アウトセットタイプの引き戸です。
これがどデカイのです。W1400×H2500。ぼくがこんなのを考えてしまったばかりにご苦労をお掛けしました…。半透明部分はポリカパネルなのですが、それはこちらで取り寄せ、現場ではめ込んでいただきました。
一部未塗装ですが、フラッシュ開き戸。簡素なものではありますすが、シート張りの既製品よりは味があって好きです。
これは奥さんがデザインしたキッチン入り口の開き戸。我が家は意匠的にも予算的にもシンプルなフラッシュタイプがほとんどなのですが、せっかく建具屋さんに作ってもらうのだからという事で、框組・格子タイプにしていただいたみたいです。
さてこのように一大イベントが無事完了し、その他の機器仕上げも済みました。いよいよ竣工です!
次回は一足先に、完成した防音室についてご紹介できればと思います。
それではありがとうございました!