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第41話 施工編 『石膏ボード張りなど』

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大工イラスト5

こんにちは。

今回は内部造作工事の続きです。

壁の石膏ボード張り

石膏ボード1

壁内に必要なものが全部入り終わると、石膏ボード張りが進んでいきます。

ここまでくるとかなり部屋っぽくなってきますよね。

石膏ボード2

天井の下地工事

石膏ボード3

我が家は、法的な縛りではないですが、火災保険の関係もあり省令準耐火という仕様にしていますので、壁のボードを上(梁などの躯体)まで張り上げた後に、天井の造作となります(一例です、他にもやり方があります)。

写真のように我が家の場合は、鋼製の天井下地材を使いました。在来木造では、寸三という35㎜角の木材を使う事が多いですが、鋼製を使用した理由は、

・省令準耐火の仕様的に、当時、規格品の木材で下地組をする場合、割と非効率な制約が多く手間がかかりそうだった。今は変わってるみたいですね。

・のちのち、できるだけ天井に不陸などの不具合がでにくいようにしたかった。家にもよりますが、さきほどの寸三木材の下地に石膏ボード1枚の天井って、木材の動きによってボードのジョイントがたまに目立ってきたりするんですよね(もちろんそういう仕様が多いですし、仕方ない事なんですけど)。で、一応その予防に天井の石膏ボードを2重張りという仕様にしていたので、その重みに耐えやすく、かつ下地としての安定性という事もあって鋼製を選びました。

天井の下地工事で注意しなければいけないのは、照明など設備機器との位置関係です。よく問題になるのはダウンライト等の天井埋め込みのものです。ダウンライトは石膏ボードに穴をあける必要があるので、その際そこにちょうど下地があるとマズイ訳です。

基本的に天井下地は、石膏ボードの割付に合わせた位置・ピッチで造ります。割付がシンプルであれば、ボードに無駄なジョイントを作らずに、かつ部材ロスも少なくてすみます。ですからダウンライト等は、本来はそのように組まれた下地位置を避けて計画したいところです。

ですがダウンライトが主流の昨今、そういう訳にもいきません。「部屋のど真ん中がいい」「キッチンやテーブルの真上のこのピンポイントがいい」「飾った絵を照らすにはこの位置じゃないと無理だ」、種々のご要望や設計意図があることでしょう。そういった場合には、それに合わせた下地を組まなければいけません。まぁそれ自体は、下地位置とボード割付がイレギュラーになってロスが増えます程度の事なんですが、肝心なのはそれがきちんと大工さんに伝わっているかという事ですね。後から電気屋さんが穴を開けた時に「あっ!」となっても遅いですから。

という訳でウチの場合も結構ダウンライトが多いですので、

天井伏図1F

天井伏図2F

天井伏図のようなものですが、こういった図面を作って、天井下地とダウンライトが干渉しないよう位置計画し、合わせてその他必要な下地も分かるように、大工さん・電気屋さんに指示したという形です。前述のように、天井下地を無難なものとし、それを避けてダウンライトを計画しています。ウチの場合、鋼製の天井下地はプレカットで、納入される長さも本数も決まってくるため、あらかじめこれらをちゃんと決めておかないといけないという事情もありました。

在来木造は天井を造作工事で造るため、先ほどのような融通もきく場合が多いですが、例えば2×4工法では天井下地=構造体である部分が多いので、こだわった照明計画ではなおさら初期の段階(構造図ができる前に)で固めておく事になります。

天井断熱材

そして断熱材が入り。造作工事もそろそろ終わりが見えてきました!

それでは今回はこのへんで、また次回に。

ありがとうございました!