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第36話 施工編 『外壁工事part.1』

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外部 イラスト

こんにちは。

上棟後の現場打合わせも何とか終わり、設備関係の配線・配管が一通り完了すると、外壁の工事も本格的に始まっていきます。これは、外壁には電源のための配線や機器のための給水(湯)管、換気扇などの外壁貫通部が多くあるので、それらの貫通作業やその部分の防水処置が済んでいないと、外壁工事が進んでいかないからです。

まずは…、

板金工事

建築で言う「板金屋さん」とは、そもそもは金属の1枚板などを自ら現場で、はさみ等を使って折り曲げ加工し、屋根だったり庇だったり、水切りだったり、概ね雨に関わるような仕舞い部材を取り付けていく職人さんの事です。

現在では樹脂製の既製品雨といなどの取り付けも含めて板金工事と呼ぶ事も多いですし、サイディングなどの外装業者さんがそれらも全部ひっくるめて請け負っているパターンも多いです。水切りや見切りなどの部材は既製品化されているものが大半ですが、庇とか、笠木などの建物の形状に合わせた加工が必要なものは、分業化された板金職人さんの技術が必要なわけです。我が家では、そんな凝ったものは全くないんですけど、施工例として、

土台水切

これは土台水切りというもの。既製品でもいろんなタイプがあります。我が家の外壁は大半モルタルですが、通気工法としているので、水切り下部から通気層へ空気が回る施工方法となっています。

オーバーハング

こちらはオーバーハング水切りと呼ばれるものです。

水切りは、基本的には外部仕上げの端部や接合部、仕上げが切り替わる部分などから、雨水の浸入を防ぎ、受け流す見切り部材として、外装の最初の段階で取り付けされます。

防水シートと防水検査

防水紙2

例によって、休日に確認している様子。透湿防水シートが施工されました。通気工法なので透湿です。モルタルでも、ラスを挟んで直にモルタルの場合は透湿ではダメです。

この状態で雨が浸入しないことが絶対条件になりますので、その重なりや順序をしっかり確認します。これ以降の外壁仕上げには絶対的・永続的な防水の役割はありません。もちろん保護的役割はありますが、それらが劣化し雨水が浸入した時に、いかにこの防水層できっちり食い止める事ができるかを考えることが、何より肝心なのです。

防水シート自体もそうですが、ちょうどこの写真のような、手すり壁の都合部分なども危険な箇所でして、防水シート以前の先貼りシート等で対策できているかを見ています。

何度か言っているかもしれませんが、最も防ぐべきは「構造欠陥」と「雨漏れ」です。当たり前の事ですが、現場監督が自分で施工管理した自宅で、それがあったとなったら生きていけません。極端な話、それ以外のことはもうどうでもいいというか、どうとでもなるのです。構造欠陥などは論外としても、雨だけは本当に想像を超えた自然の力で浸入してくることが稀にあります。

ですので、忙しくてなかなか自宅現場に行けない中、さすがにこの工程だけはと思って、軒廻りの納まりなども含めて、疑わしき箇所はさらに自らシール処理したりと、できるだけの事はしたつもりですが、果たしてどうなることやら…。ま、今のところ大丈夫です(笑)。

このようにして防水の確認が済みますと、通気のための胴縁などが施工されていきます。

では今回はこのへんで。

ありがとうございました!