こんにちは。
今回は基礎編の最後として、完成時の様子をご紹介しようと思います。
基礎完成
立ち上がりのコンクリートを打設し、養生期間を経た後、型枠をはずしました。
基礎工事はミキサー車などの作業車が頻繁に往来するので、ここまで大きな問題がなくて良かったです。奥のブルーシートが奇妙だと思いますが、後ほどご説明します。
基礎完成検査
基礎工事の完了時にも自主的に検査を行います。大きくは、
・コンクリートの仕上がりに不良・不具合はないか
・各仕上がりの寸法に狂いはないか、土台が乗った時にズレが生じないか
・高さ関係、特に立ち上がり天端のレベルが許容範囲内か機器で計測します
・アンカーボルトの位置や高さの再確認
・内部に水が溜まらないようになっているか、などなど…
防音室の基礎部分
先ほどのブルーシートの中はこんな感じです。防音室部分です。
防音室の床は他の1階の床より低くなる仕様であり、いわゆる床下の無い土間床となるため、このように基礎の部分にも断熱材が必要となる訳です。
これはその後、防音業者さんが施工したもの。構造体と防音室の床とを独立させるために、スラブの上に断熱ボードを敷いています。先ほどの立ち上がりの断熱材の内側にもさらに施工しています。それらをフィルム処理した上で、鉄筋を敷いた状態です。
ここに床の高さを調整するためのコンクリートをさらに打ち込み、水平を出すためさらにレベラーというものを施工します。これは基礎工事として行いました。
ややこしかったのは、このような基礎工事と防音工事の取り合いです。ぼくはこの新築工事において、防音工事費を抑える所は抑えたかったので、基礎工事でやってしまえる部分は建築工事としてやらせてほしいと打ち合わせしていた訳なんです。その分スケジュール調整などに気を遣いましたが。
で、ブルーシートの理由ですが、これらが「濡れないように」と「内部に水が溜まらないように」です。繊維系の断熱材が濡れてしまうと良くないですし、最終的にコンクリートを流したとしても、内部に水が溜まると出て行くところが無いので、その処理が大変だからです。
通常の基礎部分は、水抜き穴というものがあって、工事中 雨などで水が溜まっても抜けるようにしているのですが、防音室についてはその外周面を断熱材で覆っていますし、かさ上げされた土間床ですので不可能だったのです。
そんなこんなで考えたあげく、DIYでこんな屋根をこしらえた訳です。何度か倒れかけましたが(笑)、なんとか上棟までほぼ濡らさずに持ちこたえる事ができました。
先行配管
先行配管というのはこのように、上の構造体ができてしまう前の基礎の時点で、水道屋さんなどがあらかじめ大まかな配管を済ませておくことです。床ができてしまうと、後から長いパイプを持って床下に入るのも困難ですし、後々の負担を減らすという意味合いです。床下だけでなく、建物の外周の配管もそうですね。家が出来上がってしまうと狭い敷地などでは後々大変な作業ですので。これらはケースバイケースで色々やり方がありますので、一概には言えませんけども。
このようにして我が家の基礎が完成しました!
次はいよいよ正念場、建て方工事(木構造体を組み上げる作業)です。段取り的にはこのあたりまでが大変な部分で、木構造部のプレカットのチェックや、サッシの手配、主要な資材や住設機器の手配も済んでないといけません。上棟までに電気などの具体的なプランも固めておかなければいけません。
無事に棟が上がりますように…。
ではまた次回。ありがとうございました!