こんにちは。
今回も引き続き、基礎工事の様子をご紹介したいと思います。
配筋作業
ベタ基礎部分に防湿フィルムが施工され、鉄筋が搬入され組み上がりました。
本当は道路側もゲートやフェンスで囲ってしまいたいのですが、作業車が乗り入れたりする機会が多いため、落ち着くまではカラーコーンで対応することとしています。
地鎮祭の時の「鎮物」が埋まっております。
ベース(スラブ)配筋です。
外周部。これは深基礎部分ですね。
間仕切りの地中梁部分です。
ちなみに、「鉄筋って錆びてて大丈夫なの?」と皆さん思われるかもしれませんが、深刻なものや、ずっと放置される場合を除けば大丈夫ですね。1回でも雨が降れば、そうでなくても少なからず錆びます。たまに快晴で、速攻で組み上がったピカピカの鉄筋のままコンクリート打設までいける時もありますが、実質はアルカリ性で鉄筋を保護するコンクリートの性質や作業精度、とその鉄筋に対する保護厚さ(かぶり厚さ)がきちんと確保できているかがすべてです。
配筋検査
地域にもよると思いますが、2階建て木造住宅は、行政の配筋検査が無い所が多いのではないでしょうか(写真提出はありますが)。ぼくの勤めていた工務店は、JIO(日本住宅保証検査機構)さんが第三者機関として入っていたので利用はしていますが、最終的に信じるのは己です。
工務店としては、下請けの場合も自社物件の場合も、基礎配筋は自主検査し確認していました。詳しくはキリがないですが、ざくっとはこんな感じで確認します。
・配置に間違いはないか
・高さの設定(GL)に間違いはないか、各部計測します
・図面通りの鉄筋配筋であるか、またコンクリートとの関係性(かぶりなど)に不具合はないか
・外形や間仕切りなど、寸法に間違いはないか
・補強部など鉄筋の施工に間違い、不足はないか
・型枠やアンカーボルトの施工に間違い、不具合はないか
などなどです。
このようにして確認、不具合箇所は是正した上で、まずはベタ基礎であるベース(スラブ)のコンクリートを打設します。
ベースコンクリートを打設した後日、立ち上がり部分の内型枠を組んでいきます。この際、型枠の基礎幅やアンカーボルトの位置・高さについても確認していきます。
近隣アクシデント part.1
ガーーン…。
はい。あれだけ危惧していたのに関わらず早々に起こってしまいます。
前後しますが、基礎掘削の時にダンプに載せていたユンボ(重機)が、ウチの敷地の角に建っている電柱のカーブミラーに接触したのです。ミラーの角度が曲がってしまっていました。
こんなこと普段はほとんど無いのですが、なぜ我が家で…。
現地確認に言った際に、原付バイクに乗った近隣のおばさま(工事挨拶に行ったお宅の)に、「見にくいやろ!!」とお叱りを受けてしまいました。当然ですよね…。もちろん基礎業者には即座に警察に行って対応してもらいましたが、挨拶させて頂いたご近所さんに、多分施主だと分かった上で、着工後 速攻でどなられてしまった事が情けなく、ショックでありました…。
ですがこの事が、これから続くアクシデントに比べれば軽微なものであることを、この時知るよしもありませんでした……。
さてさて、基礎工事も終盤を迎えます。今回はこの辺で。
ありがとうございました!