こんにちは。
いよいよ建築着工目前です。今回は「地鎮祭」の時の様子をご紹介します。
地鎮祭について
地鎮祭は、される方・されない方・ごく簡易に済まされる方 色々ですし、ぼくも仕事上、何百という地鎮祭に参加させていただいた訳なんですが、我が家についてもしておいたほうが良いかなという事で行いました。
妻がイベント重視だということもありましたが、個人的には、自分が現場管理するという立場もあり、ぜひとも無事故・無災害で工事を終えたいと切に願っていたこともありました。神様にすがらずに監督なら自分で何とかしろよと思われるかもしれませんが(笑)、あるんですよね、人災だけでなく天災的なやつとか…。
とはいっても、地鎮祭を行った現場でも運悪く起こってしまった事故というのも何度か目の当たりにしてきた訳でもありますが、そこは気持ちの問題ですので、今回は土地の神様に精一杯お祈りしました。
地鎮祭の様子
一般的な神式で、地元神社の神主さんに来ていただきました。テントは張りましたが、快晴で何よりでした。
申請・構造計算をお願いした設計士さん、と職場の上司、部下に参列していただけて恐縮でした。というより、当時の職場の身内同士としては、普段当たり前だった地鎮祭に、自分が施主として参加(現場監督としてもですけど)しているのが、いささか恥ずかしかったです(笑)。
四方 清祓いの儀です。
鍬(くわ)入れの儀です。「栄! 栄! 栄!!」と掘ります。施主として鍬(くわ)は初めてなので緊張!
鎌は設計士さん、鋤(すき)は上司にしていただきました。この砂山に「鎮物」を一度お供えするという儀式です。ちなみにこの砂山(立砂)を、式の前にきれいなお山の形にセッティングするというのも現場監督としての仕事でもありました。
施主挨拶
そして式も無事に終わり、施主として挨拶させていただきました。普段現場監督としては、このように最後に施主さんにご挨拶をお願いするのですが、中には「急に振られて何を言えばよいか分からない」なんて方もおられましたし(式前に関係者なり神主さんが段取りをお伝えする場合も多いですが)、その点あらかじめ考える余裕があったのは幸いでした(笑)。
関係者様・神社様、ありがとうございました。ちなみにこの神主さんは、その後二人目の子供のお宮参りなどでもお世話になっております。
近隣挨拶
地鎮祭が終わると、その流れでよくあるのが近隣挨拶です。別にこの時に限るものではありませんが、工事前の近隣挨拶は施主としても現場監督としても超重要ミッションです。
メーカーや工務店主体で行うパターン、施主主体で行うパターン、色々でしょうけど、我が家の場合特別なのは、ぼくが施主であり現場監督だということです。前にもお伝えしたかもしれませんが、ぼくが自宅の建設において一番気が重かったのは近隣絡みです。いつものように挨拶状をこしらえていたので、それと粗品を持って挑みました。
今後住人となる施主として「よろしくお願いします」と同時に、「工務店に勤めていまして、私が現場管理も行います。工事中ご迷惑おかけします、もし何かありましたら私に連絡ください」という、何とも複雑な心境での挨拶。本当に何かあれば現場管理者として謝罪し、同時に施主としてもダメージを負ってしまうという罰ゲーム的なスリリング感。近隣さんからしても、現場監督と施主が同一人物だというのは複雑だったと思います。
どうか何事も無いことを祈って…、
でも人生とはうまくいかないものなんです、これが…。
さてさて、次回からはいよいよ工事着工です!
現場監督としての本領発揮…、できたらいいんですけど(笑)。
それでは、ありがとうございました!