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第16話 計画編 『間取りプラン part.3』

写真素材 図面1

こんにちは。

我が家の建物プランも、二転三転を繰り返し、なんとなく、なんとなく、最終形に近づいてまいります。

今回は、最終形ではありませんが、その少し前のプランが記録に残っていたので、それをご紹介したいと思います。

プラン図

仮プラン図1F

仮プラン図2F

ちょっと螺旋階段の絵がおかしいのは無視してください。

特徴

LDK北側配置でリビングは南面し明るく、吹き抜けではなく3.5mの高天井として計画。水廻りは東側、パントリーを北側。防音室・玄関を南側。中央に、螺旋階段のある、吹き抜けた階段室兼ピアノスペース。2Fは、子供室を北東・北西、寝室を南東に配置。

イメージとしてはこんな感じで。

0603パース1

↑玄関。

0603パース2

↑ホール・階段室。当初は、防音室の床が低いのもあって、それに合わせてホールの床も他の部屋から床レベルを下げて、こんなふうにタイルで土間風にしたいとか思ってたりしました。これが一番反対されたかなぁ~、「掃除するもんの身になってよ!」と奥さんに猛反対され、本物のタイルは却下となりました。

0603パース3

↑LDK。リビングとホールはウッドデッキに面してます。

0603パース4

↑同じくLDK。キッチンから見たところ。PCカウンターがあります。このプランでは、このPCカウンターの壁に開口をとって、階段室吹き抜けからの間接光をダイニング等に取り込もうとしています。

0603パース6

↑防音室(笑)。スミマセン…。

0603パース6

↑2Fホール。手洗いコーナーや、バルコニーにつながる畳コーナー兼、室内物干しスペースがあります。

0603パース7

↑外観。(電柱が後ろにありますが…)

それでは、このプランの良い点・悪い点を、奥さんの条件などに照らし合わせて挙げてみます。

良い点

・キッチンから、トイレやホールへもつながっており、1Fをぐるっと回遊することができる。

・キッチン横パントリーに勝手口があり、車での買い物の際、食材などを勝手口経由でパントリーに取り込める。

・洗面室、浴室もキッチンに近く、要望を満たしている。

・2Fも必要なものはあり、バルコニーそばの物干しスペースも確保している。収納もそこそこある。

悪い点

・DKが3方囲まれており、やはり暗さが懸念される。

・リビングが2F天井までの吹き抜けではないため、北側お寺の樹木の景観を望むためには、もっと高さがほしい。

・LDKの広さがもう少し欲しい。

・1F収納が多いとは言えない。

・防音室の形が真四角ではないため、防音計画的によろしくない。

・2Fの各子供室がオープン(当面は壁仕切り無し)になっていない。

大体このような感じでしょうか。

まとめ

これらの点を整理して、より納得のいく間取りを目指していくことになります。

LDKの位置については、もうホントに散々迷いましたが、敷地の奥行きが浅い南側へ配置しても、隣家等の影響で特段採光にメリットがあるわけでもなく、形状も不安定になってしまうので、やはりズドンと配置できる北側に、リビングへの採光を中心に計画することになっていきました。

最後に、タタミについて

あと、本当はぼくも和室が欲しかったんです。今でも人のお家にお邪魔した時でもそう思います。畳でゴロゴロしたい。皆さんからの苦情が聴こえてきそうですが、防音室がなければ和室は計画できました。そのあたりは自分の中の葛藤と、血のにじむような奥さんへの説得を経て、畳コーナーの配置という結果になりました。

畳コーナーも、本当はリビング付近がベストだったのですが、なかなか難しく、奥さんも「どこかには畳がほしい」という事だったので、2F室内干しスペースを畳コーナー化し、「小さい子供を寝かしながら、座って洗濯物をたたんだりもできる」という、あってないような付加価値を付けて合意に結び付けました。

そういえば、2F寝室を和室にしようとか、床上がりの畳ベッドにしようとかいう案もありましたが、ボツになりましたね。

このようにして、長かった間取り計画もなんとか最終形へたどりつく事になります。

さて、その完成形のプランは後日ご紹介させていただきますが、次回からは、間取りプランと平行して進んでいる「仕様決め(建物に使われる設備品・材料・部材などをセレクトすること)」について、順を追ってご紹介していきたいと思います。

ではまた、ありがとうございました!