こんにちは。
今回は、我が家の建物プランに求める、要件や希望について書こうと思います。
はじめに
当然ながら、「こうしたい」「こうできたらいいな」という希望は、誰でも一番最初はたくさんあると思います。
それらが全部叶えば言うことはありませんが、無尽蔵な予算があり、広大な敷地に豪邸を建てる訳ではありません。限られた敷地の、限られた立地や条件で、限られた大きさの建物を、限られた予算で建てる。この当たり前の事実に向き合っていく中で、「これはできない」「これならできる」「こうすればできる」というように、希望はそぎ落とされ、現実可能なものへと姿を変えてゆきます。
我が家の場合も、無数のプランを「ああでもない、こうでもない」と練り重ねていくうちに、「これだけは外せない」という要望が、取捨選択された上で残っていくことになります。
建物に求める要件
間取り(室の配置)について
色々考えました。洗面や浴室の水廻りを2階にもっていってはどうかとか、はたまたLDKを2階に計画してはどうかとか。そうしていくうちに、概ねこのような配置計画が無難ではないかという案が絞られていきます。
1階に配置するもの
・ポーチ、玄関、ホール
・シューズクローク
・防音室
・LDK
・トイレ
・洗面脱衣室
・浴室
・パントリー
・各収納スペース
・階段
2階に配置するもの
・寝室
・ウォークインクローゼット
・子供室1
・子供室2
・トイレ
・手洗い(洗面)
・各収納スペース
・バルコニー
・物干しスペース
・吹き抜け
おそらく、防音室を除いては、けっこう一般的な2階建ての室配置かと思います。
冒険心のあるレイアウトは、よほどゆとりのある条件、またはそれを必要とする特殊な条件下でなければ、その恩恵を受けるメリットがあまり無いということが、計画を重ねるうちによく分かっていきます。
この事を一番理解しているのは、やっぱり奥さんですよね。一般的な住宅では、やはり最も重要なのは「生活動線」です。ここがちょっとでも実生活と食い違っていると、後々負担になってきます。小洒落たデザイン性よりも何よりも、まずここを最優先するべきだなと、奥さんと話し合いを進める上で分かっていくようになります。
そのほかに求める要件
室のレイアウトが大まかに絞れてきたら、そのほかに求める要件をまとめていきます。これらをどれだけ上手くプランに反映できるかが、理想の家に近づけるかの鍵になります。
ここでは、妻とぼくの希望を一応分けて、大雑把に書いておこうと思います。
・妻の希望
1、駐車場から玄関が近い(雨の日などの、買い物や子供のことを考えて)
2、玄関付近に手洗いコーナー(子供が男子ということもあって)
3、玄関横にシューズクローク(奥さん、いっぱい靴あります)
4、リビングに吹き抜け
5、リビング階段(子供がそのまま2階に行かないように)
6、リビングからフラットに出れるウッドデッキ
7、リビングに作業用カウンター(家事や子供の宿題用)
8、リビングに飾り棚
9、キッチンは独立型でフラットなもの(造作カウンター等がないタイプ)
10、キッチン背面に食器用吊り戸棚と飾り棚
11、キッチン横にパントリー(食品庫)
12、キッチンが行き止まりではなく、そこから他の場所へもいける回遊性
13、キッチンから洗面脱衣・浴室への動線近さ
14、キッチン付近から近い動線、かつゴミ捨て場に近い位置に勝手口を設ける
15、どこかに畳コーナーを作りたい
16、1階トイレには手洗いカウンター、かつ備品収納スペース
17、特に1階には収納が多くほしい
18、キッチンやトイレの壁に、タイルを貼りたい(これは仕様的な事ですが)
19、2階に手洗いコーナー
20、2階バルコニーそばに、室内物干し場スペース
21、子供部屋2室は仕切らない(子供が2人になって大きくなるまで広く使う)
22、寝室にウォークイン・クローゼット
はい、細かい仕様などの要望はまだまだありますけども、間取りにかかわるものはこれくらいでしょうか。すごいですね、優秀だと思います。ぼくは、どれが奥さんの要望だったのかは全然覚えていなかったのですが、今回改めて聞き返してみると、ちゃんと覚えていました。というかメモして残してましたね。あと、雑誌の切り抜きイメージを膨大にまとめたノートを見せてきて、「こんな感じで」と言われたのを思い出しました(笑)。
このあたりがいかに実現されるのか、またはされないのか。それらの結果はまたご紹介したいと思います。
さて、…
・ぼくの希望
これだけ妻の希望を羅列すると、ぼくの希望は何だったかなと考え直してしまいましたが、こんな感じでしょうかね。
1、防音室の設置
2、防音室の手前に、なんかこう、ちょっと雰囲気だけでもよいので、少し空間がほしい。
3、そしてその場所にアップライトピアノを置きたい
4、北側のお寺の樹木の緑の景観を、室内から見えるようにしたい。
5、あと結果的には、水廻りとか壁紙とかの仕様以外、外回りとか床とか建材の色とかは、奥さんと摺り合わせの上、ぼく主体で決めさせてもらいました。(前にもお話したように、お互いの趣味にそんなに相違がないのは幸いなのでした。)
まとめ
はい。このような要望をもとに、プラン計画はさらに難航を極めていくことになります。
ではでは今回はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました!