こんにちは。
今回はいよいよ、建物の平面プランについてです。
はじめに
計画するのは木造在来工法2階建。
とりあえずは、ざっくばらんに手書きで思いつくまま、スケッチ的に描いていきます。といっても、法律面・構造面・立面(外観)・設備計画面などに、無理や矛盾が無いかを、気にしながら描きます。(最初は大体ですけど…)。
お見せするのは恥ずかしいですけど、今回はその、当初のスケッチというかラフのプランをいくつかご紹介したいと思います。どれがどの頃に描いたものかは全く覚えていません。すごく見づらい画像なので、「あぁ、なんかがんばっとるな」程度に見てください。
それでは、試行錯誤の片鱗をどうぞ。
ラフプラン図紹介
例1
これは1階だけですが、玄関を奥にとり、LDKの外壁を道路なりに斜めにしたりしてます。なんかカクカクしてます。
例2
玄関を正面、リビングを南西に配置。1Fホールの奥に坪庭につながるスペースがあります。
例3
これはダイナミックです(笑)。車を道路並行に停め、LDKを北側に配置。中央に中庭を作りそこからの採光を計画。そして洗面・風呂も家の中央。これはナシですね。
例4
これは、南側に駐車場をとり、北側にLDK。リビングにはデッキ側からの採光がありますがDKは暗そうですね。
例5
コレもダメですね。特に2階が良くないです。
例6
玄関入ってすぐに中庭を計画しています。大胆ですね(笑)。玄関から、中庭を通って防音室の方まで行くという妙なプランです。
上は、リビングから中庭側を見たスケッチ。窓から北側にあるお寺の樹木が見えるという設定です。
以上、これくらいにしておきます!
まとめ
お分かりの方は多分おられないと思いますが、大体どのプランも、玄関やホールからストレートに防音室に行けるようにしており、その間にフリースペースというかちょっとしたムダな空間を作っていて、そこから坪庭とか中庭とかの何かしら外の植栽が見えるという設定です。これは、防音室を作るにあたって、その関係の外部の人とか友人とかが来たときに、LDKなどを介さずに防音室を利用し、そのちょっとしたスペースでくつろぐ事もできる、なんていうお洒落すぎる発想を当初持っていたからです。
もちろんこのような自己中心的な発想は、現実面において、どんどん隅に追いやられていくことになります(笑)
この時点のプラン達を振り返ってまとめると、
・理想やデザイン的なものを優先しすぎていて、現実面が折り合ってない。
・同じ理由で、その分ムダが多く、間取りや外形がスッキリしておらず不安定。
・収納が少ない(特に1階)。
など。およそこのような事がネックになっていくわけです。
さて次回は、今回のプラン計画に求められる、条件などについてご紹介したいと思います。
ご拝読ありがとうございました!