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第10話 計画編 『特殊工事』

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こんにちは。

いよいよ具体的な建物のプランに入っていくのですが、まず初めにこの事をお伝えしておこうと思います。

2つの特殊な工事

我が家には、おそらく他のお家ではあまりないような、特殊な工事が2つありました。

それは…

防音室工事

はい、まずコレです。「防音室」。

ぼくが家を建てたかった理由の大きな1つがこれなんです。

昔からバンドをやったり、自宅で一人で音楽を作ったりするのが趣味でした。ぼくの場合は、コンピューターで全部作ってしまうような音楽ではなく、生の楽器を演奏したり、その音を録音したりすることが好きでしたので、その場合にマンション暮らし等ではなかなか難しく、一軒屋であっても何かしらの防音設備を作りたいなぁと思っていたのです。

ぼんやりとしていた願いが、自宅の建設というものにあたり、大きく膨らみます。「どうせ作るなら規模は小さくても、中途半端で簡易なものよりも、専門のプロに作ってもらう本格的な防音室がいい」。身分不相応な理想はエスカレートします。

そのためには、想像以上の費用がかかります。

ぼくは今でこそ、そのような音楽の仕事を少ししていますが、当時は完全な趣味でした。当然そのような理想は、家庭という現実と激しくぶつかり合う事になるのは、ご想像のとおりです。普通のご家庭であれば、ご主人のそのような願いは、だだをこねる子供のような扱いで、瞬時にして奥様にねじ伏せられる事でしょう。

しかしぼくはがんばりました。そして幸運でした。幸いにも奥さんの理解を何とか得ることができ、「防音室」というその扱いやスペースを徐々に追いやられながらも、なんとか計画を実現することができたんです。

そして、「防音室」という個人の趣味部屋を設けるということは、それが無ければ作ることのできた、別の家庭用の一室を失うことを意味します。そのあたりも苦労して折り合いを付けながら、この「防音室」計画は進んでいくのであります。

詳しい内容は、また追々ご紹介いたします!

つぎに…

奥さんの実家による、木製建具工事

washitu

妻の実家は九州佐賀県。そのご実家の家業は、なんと建具屋さんなんです。

妻のお父さんが起業され、現在は妻のお兄さんが二代目として継いでおられます。

「建具屋さん」とは昔ながらの業種で、室内の障子やフスマ、扉や戸など、開け閉めするもの全般を作って納める業者さんのことです。

現代は、メーカー既製品建具が大きく流通し、和室というものも少なくなっているため、建具屋さんの出番は昔に比べると減りましたが、注文建築などで見られるオーダーの建具なんかも、全部建具屋さんの仕事です。つまり、何でも作れちゃうのが建具屋さんなのです。

妻のリクエストと、妻のご両親やお兄さんのご好意によって、我が家の大半の室内建具を、ご実家建具店にオーダーすることになったのです。しかも佐賀県から大阪まではるばる…。

これらについても、色々考えて、たくさん悩みました。自分が現場監督として、普段付き合いのある建具屋さんにオーダーするのとは、また訳が違いますので。

まとめ

このようなあまり一般的にはないような、特殊な要素を抱えながら、建物設計は進んでいきます。

それでは次回から、平面プラン計画のあれこれをご紹介したいと思います。

ご拝読ありがとうございました!